皮座、革座
- 読み方
- かわざ
- 英語
- 意味
- 甲冑、馬具から弓矢、刀剣に不可欠であった皮革は、古代より近代まで基幹軍事物資として強い権力支配を受けた。江戸時代幕藩体制の下でも幕府や各藩では、皮革及びその生産、加工職人、流通を担う商人まで統制下に置く体制が敷かれていた。領内での皮革の生産、流通、そして加工、細工を円滑に行う緩やかな機構、仕組みを皮座という。事例としては広島藩の場合が知られる。
1)藩は御用革数を決めてそれが滞りなく納められれば、その他には干渉しない
2)城下の頭あるいは集団の下へ原皮が集中する
3)鞣し、加工、細工人の集住
4)御用革以外の皮革は自由処分してよい。